鹿児島 JAC YS-11 撮影ツアー

レジ番号 型式 搭乗年月日 便名 出発地 到着地 備考
JA8272 B767-300 2003.11.21. NH541 ITM KOJ 松井号
JA8504 B737-500 2003.11.23. NH1776 KOJ KIX


11/21

NH541便で伊丹から鹿児島に移動。伊丹ではANAから送られてきたラウンジ利用券で初めて伊丹のラウンジを利用する。中はかなり広く思っていたより多くの人が利用していた。インターネットが自由に利用できるノートパソコンも数台設置されており、XPでユーザー権限での利用となっていた(当然か)。ドリンクもいろいろと選べるが、見渡したところ、缶ビールがなかった。それだけではなく、以前のようにそのままの状態で持ち出しが可能なモノは無かったように思う。まぁ、平民カードなので、今後も利用する機会はほぼ皆無でしょうけど。今日はあまりいい天候ではない。鹿児島方面も曇りの予報。飛行機が降下を始める頃には眼下は一面の雲にところどころ切れ間がある程度。あまり期待は出来そうに無い。





到着後荷物を引き取ってレンタカーを借り出す。今回は新型マーチ。二人プラス機材までなら、まぁまぁの広さかな。トランクの床面と開口部の仕切りとの高低差がかなりあり、荷物の出し入れが少々不便。これは強度を稼ぐために仕方が無いことなのかな? 





レンタで早速空港外周へ向かう。撮影目的では2年ぶりなので、記憶が消えかかっている。マズは反対側へ出れるトンネルへの道を探す。「新日本航空」という看板のところを曲がればよかった。そのままトンネルをくぐって反対側の撮影ポイントをいくつか確認して回る。


RWYが34だったので、マズは34エンドの横に行って撮影開始。ちょうど飛来していた航空局のSAABが撮影できた。これは平日のメリットかな? ここでしばらく撮影の後、そのまま草むらを進んでRWY34エンドのコース下へ移動して撮影。旅客機がRWY34へINTOするのを至近で撮影できるし、降りをほぼ真下から撮影できるので、ITMの千里川沿いのポイントに近いものがあるが、RWYまでの距離の近さはこっちの方が勝っています。なんせジェット機が離陸するときにはブラストで脚立が飛ばされてしまいました。この日は向かい風も強く、それとの相乗効果もあるようで、かなり強い風が襲ってきます。外周での撮影で、初めて危険を感じました。ちょっとびっくり。


この後も続々と出発していくYSを撮影します。14時40分頃にYS便が立て続けに出発していく時間帯があり、最初は2機が続いていたのですが、それにもう1機加わり、3機続行となりました。この直前に上がったYSと、更にここへYSが1機下りてきたので、目の前で5機のYSが同時に動いている事態を目の当たりにすることになり、どれをどう絡めて撮影するかを考えているヒマもなく、もうパニック寸前!! 最後の1機を追っかけていた北海道では絶対撮影できない場面です。でも、これも今のウチですね。


15時頃まで撮影して、車を空港前の駐車場に入れて(100円/1時間)ターミナル横のフェンス際に移動して撮影続行。ここは航空局の建物の横にある駐車場の中からになります。目の前に駐機しているYSの間をRWY34へタキシングしていく旅客機が撮影出来ます。スポットインしてくるYSも撮影は出来るのですが、手前に駐車している支援車両が邪魔で、撮影はかなり困難です。それでもYSの並びなんかも撮影できるので、いい場所ですね。ただし、昼間は職員の車が駐車しているので、店開きできる場所はあまり広くはありません。

17時前まで撮影して宿へ向かいます。今日の宿は「ホテル京セラ」。空港から車で15分程度。カーナビに目的地をセットして向かいます。途中晩飯食べれそうな場所を探しましたが、一人ではあまり入る気にもなれず、思案。とりあえずチェックイン。やたらどでかい構えのホテルですが、名前のとおり、京セラの社員の利用を考えて作られたホテルのようです。アタシが到着した時も、ちょうど何かの大きな会議が終わった直後だったようで、京セラの社章をつけたスーツ姿の男性がぞろぞろエレベーターに乗っていて、部屋に行こうとしたアタシはなかなかエレベーターに乗れず難儀してしまいました。ここは新館と本館に分かれており、両者の間はかなり長い渡り廊下で結ばれています。しかし、フロントは本館にしかなく、新館の部屋だったアタシにとっては非常に面倒なことになりました。フロンとや廊下・部屋もとても綺麗で従業員の人たちもきちんとしているのですが、部屋の細かいところの造りの詰が甘いように感じました。



一旦ホテルを出て空港に戻り、デッキからバルブ撮影します。ここからだとYSは撮影できないので、明日の晩に改めてYSはバルブ撮影することにして、空港近くのコンビニで弁当を仕入れて宿に戻り、晩飯にしました。




11/22

京セラの朝飯は6時半からだったので、その時間を狙って食べに行きまして、バイキングだったので、たらふく食べました。種類はまずまずでしたが生卵がありまして、アタシが大好きな卵飯にしてしまいました。

8時20分にYSの1便目が出るので、それまでに撮影地に到着するように宿を出ます。朝飯を食べているときはあまりいい天気ではなかったのですが、空港に向かって車で走っている間に雲がとれていい天気になりました。空港到着後早速ターミナル反対側の1本の木が立っている撮影スポットに向かいます。マズはここでスポットに並んだYSの群れを撮影。この時間帯なら順光です。まぁしかし、いるわいるわ、YSがいっぱい・・・・・。


今日はQ400の3号機が朝からタッチアンドゴーを繰り返し訓練をしていました。初のJAL新塗装でやってきたQ400。これを撮影しているとオレンジカーゴもやってきました。




ここで会った地元のファンの方と話をしながら朝一番のYSが出発していくのを撮影します。今日はYSがハンガーに1機入っていました。エンジンのカバーを開いてメンテナンスを受けているようです。




今度はRWY34のエンドの東側へ移動します。ここでもYSの出発と到着を撮影します。RWY34で上がったYSは上空を通過していくので、それも撮影してみます。今日は天気が良いので、コマが進みます。11時も過ぎ、太陽がだいぶん回ってしまっのたでデッキへ移動します。この時は空港前の駐車場が大混雑で入場待ちの車が10台以上待っていました。時間が無かったので、この車を借りたレンタ屋に行き車を置かせてもらいまして、ターミナルへ向かいます。デッキに上がって引き続き撮影し、前日調達しておいたパンを昼食にします。ホットドッグに使うようなパンにクリームをはさんだだけのものが1個でした。普通ならこれだけで足りるハズは有りませんが、目の前を行き交うYSでお腹が一杯になってしまいますので、大丈夫(>_<)\バキ。そうでなくても結構トラフィックが多いので、のんびりと店に入って食事している余裕なんぞ取れない、というのが正直なところです。




インター便でMUのB737KEのA330も飛来しました。相変わらずYS便も多く、抜けるような青い空をバックに上昇していくYSが印象的でした。





14時過ぎにハーレクインが上がったところでデッキを撤収。レンタ屋に預けていた車を引き取ってコンビニで飲み物を買い込んで外周へ移動。14時後半のYSが連続する時間帯の撮影場所を考えます。順光になる場所でしかもまだ撮影していないところ、ということで、ターミナル南側にあるファミレスの駐車場からタキシングしていくYSを撮影することにします。建物と建物の間から撮影する格好になるのでアングルがかなり制限され、機体が突然目の前に現れる格好になるので、エアバンを聞いていないと撮り逃すハメになってしまいます。ちょっと撮影しにくいスポットでした。



ここでしばらく撮影した後はRWY34への誘導灯が並ぶところへ移動。ここで誘導灯上をアプローチしていくYSを撮影します。YSの便数が多いので、撮影場所を移動してもすこし待てばやってくるので、ありがたい限りです。最後が近くなるとこうは行かないでしょう。ついでにこの近辺で撮影できる場所が無いかと物色したのですが、ポイントになるような場所は見つけることが出来ませんでした。






ウロウロしたままRWY34エンド西側の撮影スポットに行き、降りてくるYSを順光で狙うことにします。この時間帯なら、RWYにINTOするYSもなんとか日が当たるので、枚数が稼げます。







誘導路T−1へ向かってタキシングしてくるYSも微妙な角度で太陽光が当たって結構いい感じ。ホールドショートする場面ではちょうど太陽を真後ろに背負った感じになるので、機体外板のシワがはっきりと見えまして、YSならではの年輪を感じさせる写真も撮影できました。いろいろな場所でいろいろな時間帯に撮影しなければなりませんね。何便も降りてきて、何便も上がっていくYSを撮りまくります。






その間に発着するジェット機ももちろん撮影します。マイクロドライブは昼に一旦全て空にしてあるので、残容量は大丈夫なのですが、逆にバッテリー残量が危うくなってきました。アタシの撮影環境の上限枚数を越える状況に突入です。ここで17時前まで撮影し一旦ホテルへチェックイン。早速データをノートパソコンに移動させます。なんせ枚数が多いので、少しでも時間があるときにやっておかないと、明朝の出発までに効率よくデータ移動+コピーを完了することが出来なくなってしまいます。マイクロドライブからデータ移動が終わると、モバイルHDDへコピー作業が待っています。これがかなり時間が掛かるのですよ。ノートパソコンが古いものなのでUSBポートが1つしかなく、マイクロドライブからのデータ移動とHDDへのコピーが同時に出来ないのが痛い。

今日の宿は鹿児島空港ホテル。名前のように空港のスグ横。かなりボロいのさえ気にしなければ、立地は便利なこと、この上ないです。なんせ部屋の窓からスポットに駐機してるYSが見える、という文句ない場所ですから。今から晩飯を食べて、暗くなってYSが戻ってくるまで時間調整をして、ホテルから徒歩でYSのバルブ撮影に向かいます。


なんと手前にJAL新塗装のQ400がいます。この場所にYSがいてくれれば・・・・。







周りにYSが並んで駐機しているので、まずは並びをバルブ撮影して行きます。




それと並行して1機ずつも撮影して行きます。19時過ぎから約1時間、60コマ以上を撮影しました。ホテルに戻ると今撮影してきたデータを移動させる間に風呂に入って、寝る前にHDDへのコピーを開始させてからベッドに入ります。文字通り一日YS三昧、体もフラフラで速攻爆睡。






11/23






今日も朝からRWYは34。天気は相変わらず良いので、最初は南側のトンネルを出たところで、スポットに並んでいるYSを撮影する







その後RWY34エンドの東側へ移動して撮影。いい天気なのでコマが進みます。朝8時頃に立て続けに出発していく便に交ざって、YSも次々と出発して行きます。朝日がプロペラに綺麗に反射しているところを撮影したいとン何回もチャレンジしたのですが、ブレたプロペラがきちんとした円形になるところまでブラすことが出来ませんでした。500mmで1/160秒まで落として撮影したんですけど、ダメでした。スローなタキシングだと、プロペラの回転数も低いようです。こうなるとビデオしかないのかな? 500mmにしてはスローなシャッター速度で多くのコマを撮影したので、ブレた写真がたくさん出来てしまいました。ちょっと悲しい・・・・・。



日がだいぶん動いてそろそろ光線状態が悪くなってきたので、10時を過ぎたところでRWY34エンドに移動。RWYへINTOするYSを狙い続けます。天気がよくて露出があるので、500mmにしては低速シャッター(1/200秒かそれ以下)を切ろうとすると、一杯まで絞っても露出オーバーになり、難儀しました。暗い背景にダマされて1/60秒のシャッターを切ったところ、綺麗にプロペラが円形にブレました。でも手前にフェンスが写りこんでしまい、次回の課題となりました。他のアングルでもプロペラを中心に狙っていきます。





それにしてもYS便の多いこと、何回も撮影にチャレンジできます。11時過ぎにデッキへ移動する。今日は昨日よりも待ちの車は少なかったので、空港駐車場へ入って車を置いて、早速デッキへ上がって撮影。今日も山が綺麗に見えているので、それをバックに撮影。特にYSどうしが並ぶところを出来るだけ多く撮影しておく。最後の1機とかになってしまうと、こういう場面は撮影できなくなってしまいますからね。まず「今しか撮影できない場面」が優先です。





デッキからもプロペラをブラせる
シャッター速度で撮影してみます。なんとかブレてくれたものも有りますが、デッキで13時半頃まで撮影し、RWY34エンド西側の台地へ向かう。ここだとこれからの時間、降りと上がりの両方が順光で撮影できる。せっかくの晴天なので、それを生かさない手は無い。14時半過ぎにYSが立て続けに出発していくときは、うまく2機が続いてタキシングに入ったので、2機を重ねて撮影する。でも、天気がいいせいで陽炎がひどく、はっきりしない写真になってしまった。

しかし、15時頃にRWYが16にチェンジ。ちょうどこのときに降りてきたA321はかなり遠くなってしまった。やっと待望のRWY16。早速場所を移動する。給油施設を更に北に行った畑とテニスコートとの間にある畦道を入ったところで撮影する。ちょうどいい感じで夕日が当たる。背景も山が綺麗に見えていて、最高のロケーション。RWY16の方がタキシングする機体に近い場所から撮影できるようなので、こちらの方が撮影するのも面白そうだが、RWY34が優先のようなので、なかなかチャンスがなさそうだ。南風が強ければいいのだろうけど、南風が強くなるであろう夏場だと気温が高いので、陽炎が酷くなりとても500mmで撮影できる状況ではなさそう・・・。



この時間帯でもYSはバンバン発着するので、コマが進みます。ちょうど到着した777を従えてタキシングするところも撮影出来ました。日が弱くなってきたので、シャッター速度も落とすのが用意になり、ブレ覚悟で撮影すると、きれいにプロペラがブレたものが撮影出来ました。日が傾いて露出がなくなりつつなってきた17時前までここで撮影し、180コマ以上を撮影してしまいました。



この後は荷物を整理して車を返却し、ターミナルへ行ってチェックイン。帰りの飛行機までは1時間弱あるので、蕎麦を食べて腹ごしらえをし、搭乗待合で一服。帰りは関空行きのB735。鹿児島は伊丹行きの最終便がいつも満席で取れないので、帰りは関空行きになってしまいます。

今回は撮影したデータを昼間に逃がすことが出来たのとYSの便数が多かったので、いつも以上にコマ数が進み、2泊3日で1650枚を超えるコマ数になってしまいました。いよいよパソコンのHDD空き容量が乏しくなってきました・・・・・・。どうしよう。



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