ANK さよならYS-11ツアー

レジ番号 型式 搭乗年月日 便名 出発地 到着地 備考
JA8955 B747-400 2003.08.23. NH016 ITM HND
JA8957 B747-400 2003.08.23. NH061 HND CTS
JA8772 YS-11 2003.08.23. EL9889 CTS SHB
JA8772 YS-11 2003.08.23. EL9890 SHB CTS
JA401A B747-400 2003.08.24. NH062 CTS HND
JA8197 B777-200 2003.08.24. NH031 HND ITM


今回はスカイホリデーが募集した「さよならYS−11ツアー」に参加しました。ANKのYSが8月一杯で全機引退するので、何かイベントの告知があるのでは、という思いで、パソコン起動時に必ずANKのWebが表示される設定に変更して、5月連休明けから毎日網を張っていましたが、それが大正解でした。6月の末頃だったか、ANKのトップページが更新され、募集の告知が掲載されていました。料金が少々高めだったのですが、とりあえずネットで予約だけ入れておいて、検討すること数日・・・・。そのまま決済してしまいました。実はこのツアー、東京発しか設定がなく、関西在住のアタシとしては東京までの往復が余分なんですよね。旅程を見れば現地集合にしてくれてもいいようなものだし・・・・・。


8/23

16便で羽田へ向かいます。今日は羽田で少々乗り継ぎの時間があるので、その時間を利用してヨメの知り合いのS嬢と会ってお茶することになっていました。このS嬢、羽田空港の近くに住んでいるそうで、昔のターミナルへは自転車で行くことが出来たとかで、普段ヨメとは会社での電話とメールでのやり取りしかなく、実際に会うのは初めて、というまさに「オフ会」のような感じでした。1時間強しか時間がなかったのですが、S嬢のおかげであっという間に時間が過ぎてしまいました。

羽田からは61便で新千歳に向かいます。この時点で気分はすでにYSの方にぶっとんでおりました・・・・・・。千歳に到着後、預けた荷物を引き取って到着ロビーに出ると誘導の係員がいる。どうせツアーなんだしアセる必要はないと、けっこうのんびりと荷物を引き取って片付けてから出てきたりしていました。その係員氏の指示で出発カウンターのはずれで他のツアー参加者が並んでいる後ろに並び、受付を待つ。受付と同時に搭乗券と記念品を渡しているようで、こんなことなら早めに来た方がよかったのかも、とちょっと後悔。座席は抽選になっていて、一人参加か二人参加かで抽選箱が別になっている。アタシはヨメと二人参加だったので、二人参加用の箱からくじを引いたのだが、なんと最後の1枚だった。で実際に当たった席が5A+5B、12C+12Dだった。実は案外といい席でした。やっぱり「残り物には福がある」のかな?




便出発まで時間があるのでデッキに上がって、昼のYSの出発を狙う。そのあとも出発直前までデッキでいろいろと撮影する。YSが引退すれば当分CTSにも来ないので、ここに居る間にYS以外に飛行機を少しでも多く撮影しておく。




時間になり搭乗口へ向かいます。搭乗前にいつもの搭乗券撮影。からバスに向かう。YSはターミナルの北側、カーゴエリアの横に駐機していた。YSの横にバスが到着してツアー参加者がバスから降りたものの、YSに乗り込む人は誰もおらず、みんながバスの横の回りこんでYSを撮影している。見事に誰もYSに乗らない!このツアーならではの光景でしょうか。





しかし、見かねた係員氏から、「早く乗って戴かないと、現地での撮影時間が短くなります」という声が掛かると、みんな一斉にYSに乗り始める。なんとも現金なものです。アタシも乗ります。といいつつ、アタシもみんなと同じことをしていたんですけどね。




搭乗して改めて見てみると、乗客は明らかにマニアさんたちの集団。もちろんアタシも含めてね。座席がプロペラのスグ後ろなので、窓からいろいろと撮影する。1時間弱の飛行時間でしたが、撮影したりじっくりと乗り心地を楽しんだりで、あっと言う間に中標津に到着。あいにく薄い雲が出ており、天候はイマイチでしたが。スポットに到着して降機する時も、やっぱり撮影会状態・・・・・・。すこし後できちんとした撮影会が控えているんですけど、マニアとしては何時でもYSにカメラを向けずにはいられません。





ここでツアー参加者は座っていた座席番号で2班に別れて撮影会に参加する班と乗務員との懇談会に参加する班とに別れます。アタシ達は先に撮影会に参加するほうでした。天候が怪しいので、少しでも早い時間帯に撮影できたのはラッキーでした。撮影会の時間は20分。搭乗する時と同じようにスポットに向かい階段を下りて建物を出たところで簡単な注意事項の説明があり、早速撮影開始。みんな機体を遠巻きにするように時計回りに回りながら撮影を始める。アタシはこの時しか撮影できないアングル、ということで考えたのが超ローアングルからの撮影。ランプの地面に寝転がって撮影を始める。なかなかいい感じ。



この撮影会のために購入したと言ってもいい18mm-35mmの広角ズームが大活躍。ほぼこれ一本で用が済んでしまいました。ポートサイド側から正面、スターボード側へと撮影しながら、寝転がったり、座り込んだりしながらかなりのコマ数を切りました。一通り回りからの撮影を終わった頃には参加者がだいぶん期待に近づき始めていたので、アタシも近づき、まずはこういう時にしか出来ない翼の下に潜り込むことにします。ここでも地面に仰向けに寝転がって翼の下面に書かれたレジを撮影します。しかし近すぎてさすがに広角ズームでもレジ全体を1コマに収めるのはムリでした。仕方なく分割して撮影。





この頃には残り時間も少なくなり、係員から撤収の声が掛かる。ここで意を決して係員の女性にお願いして、ヨメと二人でプロペラを抱いているところを撮影してもらう。実はこれはYSを追っかけ始めた頃から撮りたかったシーンのひとつなのでした。プロペラも上まで全部いれて撮ってもらうことが出来ました。念願のシーンをゲットすることが出来、大満足で撤収。





この後はB班と交代で乗務員の方々との懇談会です。コパイさんとCAさんがひとつずつでYSへの思い出を話してくれました。古い飛行機ゆえの苦労が数多くあったようです。実際に運行に従事された方々の話を生で聞くと非常に実感が沸き、雑誌などで読むのとは全く違うものだということを改めて感じました。懇談会も終了の時間となり、一旦搭乗待合室から出て帰りの便の搭乗案内を待ちます。デッキにも上がってYSを撮影します。この間にYSのプルプルをヨメが買ってきてくれました。



帰りの便に搭乗します。席は12D、右側翼の少し後ろ、レジが見えるいい場所です。RWY08から離陸後ライトターンして今飛び立った中標津空港の上空を通過し西へ向かいます。高度が上がり雲の上に出ると少し明るくなり、撮影にはいい状況になりました。でも時間が時間なので、見る見る暗くなってきます。夕焼けで空が赤く染まり、機体に当たった夕日が反射してエンジン部分も赤く色づきます。この赤く染まったYSを並んで飛ぶ飛行機から見ることが出来ればどんなにか綺麗だろうと思います。日が大分落ちてしまい、露出がなくなって窓からの撮影も出来なくなってしまいました。


新千歳の到着後はまたまた撮影会状態。乗務員の方々も降りてきて下さり、記念撮影会になってしまいました。それをみた地上係員氏いわく、「まるで最終便のようだ」。バスでターミナルの向かい解散となりました。ターミナルの到着便案内板には、今乗ってきたYSの便も表示されていましたので、記念に撮影。こういうとき、気にせず何でもバンバン取れるデジカメは便利です。電光掲示板なんてあまり撮影しないので、仕上がりに不安があってもスグに確認して撮り直しも出来ますしね。


この後は列車に乗って今晩のお宿「千歳全日空」に向かいます。
チェックイン後近くに中華の店があったのでそこで晩飯を食べる。けっこうおいしいところでしたので、千歳で晩飯に困ったらここにしたいと思います。でも、YSが飛ばなくなったら当分北海道には足が向かなくなるでしょうけど。腹満で酒も入って満足・・・・・・。




8/24


翌日は朝飯が6時半からと少し早いスタートがありがたい。ANAのCAさん達も朝飯を食べていた。早い便で飛ぶのでしょう。アタシ達は少しゆっくりしてから空港に向かいます。ホテルに来るときは列車だったので空港に向かうときはバスにして見ました。JR千歳駅近くのローソン前からバスが出ていました。所要15分ほどで空港に着きます。料金もJRが340円なのに対して190円と非常に安く、利用価値大です。




空港に着くと早速デッキに上がって撮影開始。ここは結構いろいろと飛来するので退屈はしません。JALの新塗装になったDC−10も撮影出来ました。






明日で並びが最後となるYSもしっかり撮影します。そのうち1機のYSが出発して行きました。







ターミナル内のレストランで早めの昼飯を食べて、昼のYSが戻ってくるのに備えます。
ほぼ定刻に戻ってきたYSを無理矢理2機並べて撮影して見ます。




羽田経由で帰ります。羽田では、はじめてみるスカイネットアジアのB737を搭乗待合室からガラス越しに撮影。羽田から乗った伊丹行きの飛行機から見た空が、やけに青く感じられてしまいました。



来週も北海道に行くこと考えると、ちょっとしんどいかな。


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